キャリアコンサルタントとは

◆人口減少時代に突入したからこそ、キャリアコンサルティングを◆

人口減少時代、いわゆる人口オーナス期に突入し、人口構造が国の経済に負荷を抱える時代に突入しました。私たちは、今までのような人口構造が国においしさをもたらす、人口ボーナス期での働き方と同じような働き方をしていては、ビジネスに勝てなくなりました。例えば商品を一つとっても、人口ボーナス期には同じものを安く大量生産し、大量に世界中に売りさばくことが可能でした。しかし、人口オーナス期である現在は、人手不足もあり人件費が高騰し、商品を安く大量に生産することがすでに日本ではできません。

また、以前とは違い現在は物資が豊かですので、市場も飽和状態となり、プロダクトサイクルも常にハイスピードで移り変わり、常に新しいアイデア、個性で勝負をしなければものが売れなくなっているのです。このような人口が少ない時代に大切なのは、自らの力で個性を発見し、認識し、モチベーションを持ち、新しいアイデアをインプットしながら高いパフォーマンスをアウトプットし続けられるようになる人財です。

自発的な行動こそ本人、そして企業の利益となるのです。キャリアコンサルタントは全力で社員一人一人の個性が発揮できるよう、環境と本人のサポートをいたします。

◆キャリアコンサルティングの具体的な使い方◆

「キャリアコンサルタント」は、平成28年4月より国家資格になりました。キャリアコンサルタントは登録制の名称独占資格とされ、守秘義務・信用失墜行為の禁止義務が課されています。これにより、職業に関する相談を今まで以上に安心してできるようになりました。上記では、就職支援のケースを説明させていただきましたが、キャリアコンサルティングは以下の時等に活用できます。※厚労省ホームページより抜粋
企業で働いている方の例
「今よりいい仕事をするためにスキルアップしたいが、何から始めたら効果的かわからない」
 →ジョブカードを使いながら目標設定を行うサポートをします!
学生の例
「就職活動をしているが、自分がどんな仕事に向いているのかわからない、うまく自己アピールできない」
 →今までの学生生活を振り返りながら、どんな強みや思いがあるのかを探り支援します!
仕事を探している方の例
「次の就職に向けて資格などを取得したいが、どのように選んだらいいかわからない」
→なりたい職種に向けて何をどうしていけばいいのかサポートをします!

◆山﨑裕子がキャリアコンサルティングで大切にしていること◆

一昔前までは「キャリア」とは、キャリア官僚とか、履歴書に書く経歴をイメージするものでしたが、最近では、「生き方」「人生」「生きること」と捉えるようになっています。私自身も「キャリア」=「人生を通しての役割」ととらえています。

人は生まれながらにして「役割」を持っています。キャリア心理学者、コロンビア大学名誉教授ドナルド・E・スーパーはライフレインボーという概念を50年以上も前に提唱しました。理論では、人には誕生から死まで一生涯にわたって果たすべきさまざまなライフロール(役割)が存在し、具体的には次のような種類の役割が挙げられています。

(1)子ども (2)学生  (3)職業人  (4)配偶者 (5)家庭人
(6)親  (7)市民  (8)余暇人  (9)年金生活者  ※マイベスト神戸 より掲載

職業上の志向や能力だけでキャリアの発達は成し得ません。キャリア形成は人生におけるライフロールと相互関係があり、影響を受け合うものだと、スーパーは強調しています。つまり、人生とは決して職業人=仕事の役割だけをこなすものではなく、さまざまな役割をこなす中で相互に良い影響を与えそれぞれを発展させていくものなのです。ですから、よく企業経営様のお話の中で発想力を持った従業員が欲しいとお聞きすることもありますが、新たな発想力を持って仕事に取り組むためには、職業人以外の役割をこなし経験や知識を得ていくことが重要だともこの理論から言えるのです。ですからそのための従業員の環境整備を、行うことの必要性も出てきます。この考え方はキャリア研究の「古典」といわれる理論であり現代でいうと、ワークライフバランスを考えるうえでの基礎になっているかと思います。

私にとってのキャリアコンサルタントとは、相談者の現在の役割、将来的な役割を考えながら、相談者が今後どうしたいのか、その心をヒアリングしながらコンサルティングを行っていくものだと思います。「人の心」を大切にする理由としては、心がモチベーションに大きくかかわっているからです。モチベーションを持った人と持っていない人では物事に対しての取り組む姿勢も変わり、結果も大きく変わってくるものです。できれば、仕事も嫌々行うのではなく、しっかりとモチベーションをもって行っていただくと成果や充実感は大きく変わってくるのではないでしょうか。

また、人は「他人のことはよく見えるが自分のことほどわかりにくい」ものだとも考えていますので、どんな立場の方でも相談支援のプロであるキャリアコンサルタントにいつでもご相談いただけたらと思っております。